天然お嬢と双子の番犬さん



まったく!

和の頬をペチペチ叩いた。全く効いてない和は苦笑してる。


「大人の言う事はちゃんと聞かなきゃ!」

「お嬢…一応僕達二十歳過ぎてるんだけど」


…あっ。
すっかり忘れてたけど、そうだった!

こんなにしっかりと和の顔…見たこと無かったかも。


「ん?どうしたの?お嬢」


微笑む姿も全部綺麗でかっこいい。
ドキドキして、キラキラしてて…。


「………無理です」

「……えっ」

「湊に代わってっ!」

「……は?あ゛?」


湊に手を伸ばしバトンタッチ。和は凄くショックを受けていて、隣で俯き歩いていた。

ふー!これなら安心っ!心を落ち着かせて……、


これも忘れていた。和と湊は双子で、同じように綺麗でかっこいいって事を───────。


「……なんだよその顔」

「まぶちい…、」


目を極限まで細めていた。
どっちを選んでも私には眩し過ぎたのだ。


「もぉ、やだ~。歩きたいぃ」

「………僕…やっぱりお嬢に嫌われてたんだ……あはは…」

「おい、お前等少し黙ってられねぇのか」