天然お嬢と双子の番犬さん

「花はどうなりたいと思っているの?」

「どうって?」

「色々あるわよ?このままの関係で自分の中にしまっておきたい、とか。恋人同士になりたい…とか。他にも沢山の選択肢があるわ」

「でも…二人同時に好きになるってあるの?」


好きな人が二人いる…それっていいのかな?

何となく子供みたいだなって思った。あの子も好き。でもあの先生も好き。結婚したい。なんて言ってた時と似てる気がする。


「いいじゃない。好きな人が二人いても。法律でそんなものは無いわ。それに……あの二人ならそれでも良いなんて言いそうだもの」

「?、ごめん鞠もう一回言って?」


上手く聞き取れなかったな。


「とにかく!花はその先の選択肢を決めること!いいわね?勿論、最後まであたしは花を応援するわ。どんな答えでも、ね!」


そっか、その先があるんだ。


「花に任せるけど…まあ、早めに答えを出した方がいいと思うわよ」


鞠は廊下にいる女生徒達を指差した。

全員の視線が熱く、見ているのは和と湊の方だった。


「先、越されちゃうわよ?」

「…っ、そ、れは嫌…だよ」


いつの間にこんなに欲張りになったんだろう。でも凄くモヤモヤしてしまう。


「ふふ…花ってば可愛い~」

「え?鞠の方が可愛いよ?」

「そういう所も大好きよっ」


抱きしめられ、私も鞠を抱きしめ返した。