天然お嬢と双子の番犬さん




「───────ッ、」



葉っぱのカサカサという音で目が覚めた。どうやら気を失っていたらしい。


…落ちちゃった。


葉っぱか石か、それとも他の何か、それに躓く形で滑り落ちてしまった。


何とかして戻らないと…。
きっとみんな心配してる。


立ち上がろうと左足に力を入れた時、激痛が走った。



「痛ッ…!!」



足首がズキズキと痛んでる。


…まさか、


痛みに耐えながら靴を脱ぎ靴下を取る。
………腫れてる。

…多分、骨まではいってないはず。
打撲…かな。多分だけど。


一緒に落ちたであろう木を持つ。

靴下だけじゃ固定出来ない…。こんな時…湊なら服を破りそう。


勝手な偏見と共に、Tシャツの裾を噛んだ。

…私の力で破れたらいいんだけど!


────────ビリッ!



「ハァ…!やった!」



出来た!かなり時間が掛ったけど、これで…!


真っ直ぐ、ちょっぴり斜め寄り。添え木と靴下、それから破った布を合わせて…。



「…よ、し!出来た!」



応急処置完了。