和の唇が頬に触れた後、首筋に向かう。
っ……!?
首の所、舐められた?
「あっ…やまと…!待ってくすぐったい!」
ちゅっ、ぺろっ、
静かな部屋でその音だけ響いていて。
───────顔が、身体が熱くなる。
「んっ…!」
甘噛みされ、思わず声が漏れた。痛みはなくて歯が触れただけ。
肩まで下げられた浴衣。触れる和の唇、吐息。甘噛み。
舐められて、ビクッと身体が動く。
「はは…エッロ…」
下唇を舐めた和はまた私の肌にキスを落とした。
「っ…、和のばかぁ…!」
「…お嬢それ逆効果」
ちゅっ、
和の指が私の唇をなぞった。
「不知火さんとキス、してたよね」
……そうだ。あの時和も湊も見てたんだった。
「不知火さんってキス上手いの」
そんなの分かんないよ。
比べる相手もいない───────、
湊の事が浮かぶ。
「……留華とは、ちょっと違う気がする」
何となく…そんな気がするの。
「……それって、湊と比べてる?」
えっ。
「え…ええぇ??どうかなぁ~…?」
湊に比べた事無いとか言ってた人が、早速比べてるの可笑し過ぎるっ!


