天然お嬢と双子の番犬さん




「………ごめんね、」


漏れた言葉に二人が顔を上げる。
どうして私が謝っているのか分からない様子だ。


「お嬢?どうしたの?…謝るのは、」

「……俺等の方だろ」


……違うよ。


「私……勝手に見ちゃったから、」

「見たって…何を?」


今もずっとむかむかしてる。まるで胸焼けみたいな感じだ。


「和と湊が綺麗な女の人と…一緒にいる写真」


写真の人…大人の女性って感じだった。胸も大きかったしハイヒールが似合うって感じの人ばっかりだった。

私とは正反対だったなぁ……。


ズキン、


「「…………は…、」」



小さな声がした。


「勝手に見ちゃってごめんね」

「待って。どういう事?なんで、」


ここまで言って止まった。悩み込むように少しの間黙る。


「──────不知火さんが言ったの?」


こくん。


「ま、さか。僕達を拒絶してるのって…それが原因?」


そんな事……、

和の手を弾いた時の事が浮かんだ。


「っ…、僕達の事、気持ち悪いと…思った?」


和の声が震えてる。


「ご、めん……ごめん…」


和に抱きしめられた。震える身体に不安になる。



「……僕の事…嫌いに、なった…?」



潰れかけの言葉。
聞き取りにくい呟き。