天然お嬢と双子の番犬さん




ちょっぴり瞼が重かった。
でも頑張って目を開ける。


寝る前にしなきゃいけない事がまだあったから。



「二人の所行かないと」



もう寝てるかもしれないけど。



「留華、退けて?」

「……もう寝てるよ」

「そうかもしれないけど、行きたいの」



渋い顔をする留華だったけど、渋々と退けてくれた。

起き上がる前に下着と浴衣を着直す。見られるの恥ずかしいからね。


留華は私と一緒に立ち上がると「一緒に行く」と言った。部屋を出るとバタバタと足音が聞こえてきた。



「「お嬢!」」



和と湊が息を切らして走ってきたのだ。

二人が息を切らすのを見るのはこれで二回目。滅多に見ない焦りようだった。



「和?湊?どうしたの?」


「…っ、今まで不知火さんと一緒に居たの?」



私が頷くと二人の顔が曇った。