天然お嬢と双子の番犬さん




それなら言ってくれれば良かったのに…。
急に脱がせてくるし、吃驚したんだからっ。

力を抜き流れに身を任す。


優しい指先が触れると思ってた。留華が優しく触れるんだと思ってた。


髪が肩に触れる。
くすぐったくて小さく笑う。

ふふ…留華の髪くすぐったい。

なんて思ってたのに──────、



ガリッ!



「い゛ッ──…!!」



背中に強烈な痛み。
肌に食い込む何か。


留華が離れて猛烈な痛みが無くなったが、まだズキンズキンと継続して痛んでる。



「…ああ、ごめんね。噛み過ぎた。血が出ちゃったね」



今の…噛んだの?

お風呂の中で湊に噛まれたあの時よりもずっと痛い。


「あ、うッ…!」


今度は別の場所。肩の所に噛み付かれた。痛みで気が遠くなりそう。



「や…め…、い、たッ!!」



なに?なんで?
どうしてこんなこと……、


目が潤む。

抵抗するべきなのは分かってる。だけど私の背後に居る留華にどう抵抗したらいいのかが分からない。それを考えようとしても痛みで考えられなくなるのだ。