…なっ!?
な、なに!?
唐突過ぎて顔が赤く熱くなる。かなり凝視されていて、更に恥ずかしくなった。
着直したいけど、留華がそれを握っているから着れなくて…。
「ッ!留華!?」
「お嬢…これどうしたの?」
え、っと?
「ど、どれ?」
何を指しているのか全く分からない。というか、見えない。
留華は全身鏡を指差した。寝る前はいつも鏡に布を被せていた、だけど今日はまだ被せてない。だから見えたのだろう。
私の背中に無数についた赤い点のような物が──────、
「わあ!?凄い虫刺されてる!」
昼間に見たふくらはぎのとそっくり。
多分同じ虫に刺されたのかも。
「…虫刺され?」
「前もね、首の所に刺されてて。多分同じ虫だと思う…」
お風呂の時は気が付かなかったや。
あああ…ようやく治ってきたのになぁ。
私の血ってそんなに美味しかったのかな?幸いなのは痒みが全く無い事だけど。
「…違うだろ…これは、」
留華が何か言った気がした。
でも声が小さくて聞き取りにくかった。
聞き返そうかと思ったけど…それよりも。
「る、るか。そろそろ手離して?」
心配で思わずしてしまったのかもしれないけど、一言声掛けて欲しかったなぁ。
「…留華?」
離してくれない。
何かブツブツと話してるようだ。
「ふざけるな」
投げつけるみたいに乱暴にベッドに押し付けられた。顔だけ上げて背後にいる留華に向かって叫ぶ。
「ッ…る、留華!なに!?」
私の腰付近が重くなる。
留華が跨って乗ってるんだ。
プチン、と音がして下着が外されたのだと感じた。
………っ!?
「留華!?何を、」
「消毒」
…え?薬もってたの?
塗ってくれるってこと?


