天然お嬢と双子の番犬さん




「俺がいない間寂しかった?」


最初は寂しかった。
三年間って言うから。


だけど、


「和と湊がいたから寂しくなかったよ」


パパが二人を傍に置いてくれたから。忙しくても必ず傍に居てくれたから。



「………俺は寂しかったよ」



視界が狭まって体の身動きが取れなくなった。
私は今、留華に抱きしめられている。


「いつもお嬢の事考えてた。早く会いたくて仕方なかった」

「…る、か」


慣れない異国に一人で行ったんだよね?ホームシックになったりしたのかな。私ならなるだろうし…。


背中に手を回す。

少しでも和らげばいいなと思った。
気持ちが落ち着けばいいなぁって。


──────ッ、!



力が強くなった。



「ッ…る、るか、痛い…!」

「お嬢は俺が居なくても大丈夫だったんだね」

「…そんな事思ってな、い!」

「そうかな。お嬢は俺よりもあの二人と居る気がするけど?」



それは……、私が望んだから。
一緒に居たいって言ったから。