──────…痛い。
いたた…。
背中が凄く痛かった。
あれ、なんだっけ…、
ビデオ屋さんの帰りにガスが…そうだその後だ。子供を助けて探して母親の所に返して。今度は和と湊探さなきゃって人込みの中入って…。
背が大きいからすぐ見つけられた。
流れに身を任せ、あと少しで二人の所だった。
バチッ、そんな音がしたのは。
静電気とは違う強烈な痛み。身体中に走るその痛みで意識が遠くなった。
「ここ、どこ…」
見覚えのない部屋だった。薄ピンク色の天蓋カーテンで周りが良く見えない。一人で寝るには大きすぎるベッドの真ん中に私が居た。
痛みを抑えながら四つん這いになってカーテンの外を目指すが、あと少しという所で誰かがカーテンを開けた。


