「ハッ!…まずい!花を撮り過ぎてフォルダが!」
「消せよ」
「あぁ!?これも、この角度も、この顔も!全部ちげーだろ!消せるわけねーだろ!」
今スライドさせて見せたの全部同じ顔に見えたし、同じ角度だったし、同じような感じだったけど。…デジャヴってこういう時に使うので合ってるのかな。
「お前等なら消せんのか!?こんな可愛い花を!」
「「無理」」
…私がリンを消せないのと一緒なのかな。
リンが真顔に戻る。多分パパ達がいるからだと思う。三人には厳しいしあんまり甘えないからね。
何処かに行くリンに軽く手を振って空を見る。
今日は天気がいいなぁ。
丁度いい気温だし…。
ジッとしておくの勿体ない気がする。
「よし!お出掛けしよう!」
「「「は?」」」
あ!三人同時にハモった!珍しっ!
パパが慌てて近づいて来た。
「花、聞いて?花は今狙われてるんだよ」
「え?そうなの?」
「「親父」」
右肩を和、左肩を湊が同時に叩いた。それにハッとするパパ。


