ガラッ──────、
あれ、今開いた音がしたような…。
話し声もちょっとずつ近いてきている。
蒸気でよく見えな…あっ!
「和!湊!」
「「…は、」」
吃驚顔の二人が蒸気の中から登場。
「お、嬢…何でいるの!?」
失礼な!それはこっちの台詞だぞ!
「ちゃんと立ててたのに入って来たのそっち!」
「あったら入るわけねぇだろ!」
それは言えてる。今まで誰か入って来た事なんてなかったから…あれ?ってことはやっぱり置き忘れ?
「ッ、ごめん。上がってから入るから…」
「……ゆっくり入ってろ」
真っ赤な顔を隠しながら、戻ろうとする。
ええ!
「待って!いいよ!一緒に入ろうよ!」
「「ふざけんな」」
ふざけてませんけど!?
「ちょ、ちょっとまっ…、」
慌てて立ち上がったからだろう。
ツルン、そんな音がしたのだ。


