「…はい、ごめんなさい。けど、おばあちゃんが困ってたから助けたかったんです」


私が落ち込んでる姿をみて、美緒さんがため息をつく。


「…それはいい事だとしても、あなたのことをファンがみればSARIって気づくんだから。もうちょっと気をつけないと」


ごもっともです…。


あのあと事務所に戻ると、覚悟はしてたけどこっぴどく上の人たちに怒られた。


こうして終わった1日。


憧れの人気モデルとの撮影だったけど、こっぴどく怒られたことは嫌な記憶になった。