次の日。 箱崎桃の朝は、一杯の―― 白湯からはじまる前に。 先に目覚めた旦那様からのキスからはじまった。 「おはよう、桃」 と貢が微笑む。 「お、おはようございます、せんせ…… み、貢さん……」 と桃は照れたように笑い、俯いた。 完