「――てなわけで。」
「うっわー。羨ましいな、この野郎。」
「ちょっと、双葉。人の話聞いてた?」
2日後。私は、朝から家の近くのカフェに双葉を呼び出した。
ここ最近の目まぐるしい日々。私は、いろんなものを1人で抱えきれなくなり、彼女に全てを聞いてもらった。
それは、この半年、頑なに話してこなかった千秋さんとのことや、創くんの告白まがいの話。
「聞いてた聞いてた。でも、イケメン社長に、年下イケメンでしょ?普通にモテ期かよ。少女漫画みたいな展開。いやー、参った。」
相談する相手を間違えた。
相手を変えられるほど親しい友人はいないけれど、期待していた反応との差に、思わずそう言いたくもなった。
「うん、ごめんって。」
そんな中、呆れ顔を見せる私を見て、スッと真顔に戻りそう言った双葉。
「正直、複雑な話いっぺんに聞きすぎて、頭パンク中。そんなすぐ反応できないって。」
ため息をつくと、ミルクティーをすすりながら、私たちは自然と顔を見合わせた。

