「ふみちゃん。僕と結婚してください。」


漣くんはそういい指輪を差し出した。


漣くんがバイトを増やしてたくさん働いてくれていたのはこのためだったらしい。


「はい。よろしくお願いします。」


私は泣きながらそう答え、漣くんは私の左指に婚約指輪をはめてくれた。