校門にはすごく人が多くてざわざわしていた。


「ふみちゃん!」

やっぱり。イケメンって漣くんのことだ。

「漣くん。迎えにきてくれなくてもよかったのに。」

「だってふみちゃんに早く会いたかったんだもん。迷惑だった?」

迷惑じゃない。迷惑なわけない。でも

「迷惑じゃないよ、でも漣くんモテちゃうから…」

「なに?そんなこと気にしてたの?僕にはふみちゃんしかいないから。ね?」

私の不安を一気に拭ってくれる。だいすき。出会ってまだ三日目なのに。

「うん。迎えにきてくれてありがとう。」