今日は土曜日。
私たちの学校は今日も学校がある。

でも漣くんはないって言ってた。漣くんを起こさないように準備しようと思ってたんだけどこの状況はまずい。

この人は私を話す気はないみたいだ。
抱きしめる手を緩めない。

「漣くん漣くん。起きて」

「今日私学校なの。漣くんは寝てていいから手離してくれる?」

「んんー。やだ。」

「今日は12時に学校終わるから13時には帰ってこれるから漣くんは寝てまっててね」

やっと手を離してくれて抱き枕を抱いてスヤスヤと眠っている。
本当に可愛い。

漣くん行ってきます。そう呟き漣くんにキスをして家を出る。