あなたはひとりじゃない

漣くんは私に抱きついて落ち着いたのか口を開いた。

「買い物してきてくれてありがとう。でもこれからは一緒に行こう?それで帰るときには連絡して?」

「うん。わかった。ごめんね。」

こんな時でも感謝してくれる漣くんは本当にいい人だと思う。

「漣くんリビング行こう?」

そう言うと漣くんは小さく頷いて動き出した。