あなたはひとりじゃない


学校に着くといつも通り遅刻ギリギリでさえちゃんと萌ちゃんに怒られてしまった。

「本当にもう少し早くきなさいよ」

「そうだよ史花ちゃん今日は過去1遅かったよ!」

それもそうだ。今日からは漣くんのお世話もかじまったからこれからはもっと遅くなる。そんなことが言えるはずもなく

「ごめんね明日からは気をつけるよ。」

そう言って私は席についた

「今日もギリギリだったね」

そう声をかけてきたのは前の席の桃瀬くんだ

「うんちょっと色々あってね」

桃瀬くんと話してるとスマホがなった。

^ふみちゃん無事学校ついた?もうすでに会いたいよ^

漣くんからだ。漣くんは本当に可愛い。こうやって連絡してくれるのもすごく嬉しい。

^ついたよ!漣くんはちゃんともう家出た?^

^でたよ。もうついたよ。ひとりで家いるの寂しくてすぐでちゃった^

^そっか。よかった。もう授業始まるから後でね!^

本当はすごく寂しい。でも家に帰れば漣くんがいてくれる。
それだけですごく幸せな気持ちになれる。