【黒・短編】狐憑き

18悔しくて悔しいが、寝たきりの私は慣れた。が、床を離れるのが、犬達や何かを壊しそうで怖かった。隣室の妹は口を動かして様がいまいが、その様を「お経をあげてる」とあきれていた。