いたい、いたくない



──すると


容赦のなかった親指の力がふっと抜かれた。


じんじんするけど、また痛みが加えられることは、ない。



「ま、真純く─」


視界が闇に包まれた。



真純くんの大きな手に、目を覆い隠される。

何も見えないけどその手はひどく優しい。



──ぺろり


鎖骨に温度を感じた。

真純くんの舌が、今までひどく痛めつけられた鎖骨にそっと這っていく。