「俺らはいいけど、千桜辛いの食べれんのか?そういえば」
ピタッと動きが止まった。
……忘れてた。
「まさか、苦手なんか!?」
「確か千桜、甘党だったよね……?」
「自分のこと忘れてたの?」
「だ、大丈夫です!最近は辛いのにも目を向けてみようと思ってましたし……」
「嘘つけ……。お前、アホだろ」
「アホじゃありません!」
「いーやアホだ。お前、なんでそんなお人好しなくせに自分のこと忘れんだよ」
「わ、忘れてたわけじゃ……頭になかっただけで……」
「それが忘れてるってことなんだよ」
ピタッと動きが止まった。
……忘れてた。
「まさか、苦手なんか!?」
「確か千桜、甘党だったよね……?」
「自分のこと忘れてたの?」
「だ、大丈夫です!最近は辛いのにも目を向けてみようと思ってましたし……」
「嘘つけ……。お前、アホだろ」
「アホじゃありません!」
「いーやアホだ。お前、なんでそんなお人好しなくせに自分のこと忘れんだよ」
「わ、忘れてたわけじゃ……頭になかっただけで……」
「それが忘れてるってことなんだよ」


