「「は?」」

目を見開いて私を見たふたり。

「それに、私より可愛い子はたくさんいるし」

「たぶん、いねぇと思う。お前よりも心が綺麗で、優しい女」

心が綺麗で、優しい……。

まさか、京夜くんからそんなことを言ってもらえるなんて……!

「う、嬉しい、です……っ」

「っ……べ、つに、そういう意味で言ってねぇからな。勘違いすんなよ!」

「京意外と照れ屋やん!」

「うっせぇ陽太!さっさと行くぞ」

スタスタ歩いて行ってしまう京夜くん。

「あれ照れとるで」

ニヤニヤしながら私に言った。