*千桜said*

次の日、日曜日。

私はご飯を食べ終え一茶くんと片付けをしていた。

「一茶くん、京夜くんの好きなものってなにかわかる?教えてほしくて……」

「んー……なんだったかなぁ。京に聞きに行った方が喜ぶよ。きっと」

あ、そっか。

「ありがとう!じゃあ、聞いてくる!」

(本当は知ってるけどね)


一茶。

私はリビングを出て、階段を上がった。

そして、

──コンコンコン。

とノック。