「じっちゃんの姪っ子やで!?」 

「悪い子とは思わないな」

「つまり、2対2ってことだね?」

「しょうもねぇケンカしようとすんな、尚」

コツン、と頭を叩かれた。

いてて……。

「それに尚、いい加減千桜ちゃんに親の話するのやめなよ」

「だって、捨てられたんでしょ?それに反応面白いじゃん」

「なぁんか泣きそうなんやよなぁ……京、なんか知らん?」

「……」

……ん?無言?

京を見ると、首の後ろに手を置いて。

「……知らねぇ」