「お前、いくら恩人でも燃やすぞ!」

手から小さな炎を出した京。

「すまんて~。冗談やん!」

「俺が女に惚れるわけねぇ」

「……でも、千桜なら京の呪い解けるで」

「知るか。俺は呪いなんか解くつもりねぇ」

「まっ、京がそう言ってんだしよくなぁい」

そう言ってきたのは、尚だった。