*千桜said*

「おぉ、千桜か?」

そんな声が聞こえて、後ろを振り向いた。

そこには、

「お、叔父様……」

私の叔父がいた。

今は通ってる女子高から帰ってる最中。

「ちょうどよかった。今からいきなりだけどお家にお邪魔しようと思ってね」

「え……お母さんたちに、連絡いれてないんですか?」

「うん。じゃ、一緒に帰ろっか」

叔父様に肩を触られて、とっさにその手を離した。

怖い……。

「……千桜?」