天使級美少女、ただいま吸血鬼様に猛烈アタック中

みんなして……。

「怖くありません。そりゃあ驚きましたけど拒絶する意味がないですし……。有馬くんは有馬くんです」

そう言うと、有馬くんの目が見開いた。

「それに、有馬くんは優しいです。私のことも子猫ちゃんのことも助けてくれて、感謝しかありません!ありがとうございます!」

「……うぜぇ」

有馬くんはそれだけ言うと、階段を上がっていった。

あ……お礼、したかったな。

「京、心に響いただろうね」

「だな。表情崩れてたしー」

「せやな!今頃千桜のこと考えてるに違いないねん!」

私は子猫ちゃんを見た。

「ミャア」