天使級美少女、ただいま吸血鬼様に猛烈アタック中

「じっちゃん、いいこと言うねん!」
 
「おっちゃん、ありがとな」

叔父様は頷くと、私を見た。



「千桜……よくここまで強く育ってくれたな」

叔父様……。

「いえ……あの日、みんなのおかげです。叔父様があの日、私に声をかけてくれたから。みんながあの日、突然来た私を受け入れてくれたから……」

ぎゅっ、と胸の前で拳を重ねた。

「今の私があるのは、みんなのおかげなんです。じゃなかったら私、自殺でもしてたかもしれないし……。こんな、素敵な気持ちもわからないままだったんです」

「千桜……」

私の頭に京夜くんの手が乗る。