「……はぁー。悪い」

「い、いえ……」

「だとしても、子猫を道に投げて逃げればよかっただろ」

「そんなことできません!子猫ちゃんを投げるなんて、だめです!」

「お前な……死ぬとこだったんだぞ」

ストンっ、と降りた有馬くん。

あ、お屋敷着いた……。

「行くぞ」

「は、はいっ」

中に入ると、ちょうどみんながいて。

「え……京?なんで羽出してるの?」

と、一茶くんに突っ込まれた。

「あ、そういえば、なんで羽が……?」

「……関係ねーだろ」