天使級美少女、ただいま吸血鬼様に猛烈アタック中

「陽太~、このふたりがまた離れたりしないように見張っとくんだぞ?」

「せやな!あ、みんなで記念写真でも撮ろうや!な!な!」

え、記念写真……?

スマホを出して、机に置いた陽太くん。

……。

「自撮りの方がいいんじゃないかな……」

「えっ」

「だね。陽太のことだから、スマホとか倒しそうだし」

「ってことで、ほい陽太」

京夜くんにスマホを渡された陽太くん。

「心配性やなぁ~!ほな行くで!はい、チーズ!」

──パシャっ! 

シャッターを切る音が響いて、それを合図にみんな離れた。