天使級美少女、ただいま吸血鬼様に猛烈アタック中

それから、みんなでワイワイしながら黒板に落書きをしていく。

きっと、明日には消されちゃうだろう。

でも、だからこそ……。

今、この瞬間だけは、私たちだけの秘密。

「なんだかんだで書くとこなくなったな」

「だねっ」

「遊んで暮らす!って、陽太それ夢?」

「せや!家なんて継ぎたくないねん」

あ、そっか、みんなお金持ちさんだったの忘れてた……!

「俺も近いうち夢見つけとかねーとな。母さんうるせぇし」

「私もですね」

「千桜は仕事とかしたらダメだ。男どもの餌食になるから。だから、一生俺に養われてろ」

え……そ、それって……。