子猫ちゃん、寝てる!

寝てる場合じゃないよ!

「子猫ちゃん!」

私は慌てて子猫ちゃんの所に走った。

「ミャアー」

なんとか抱き止めれて、立ち上がった時。

──プップー!

ひ、ひかれる……!でも、子猫ちゃんは助けなきゃ……っ。

でもでもっ、どうすればいい!?

そう思った、次の瞬間。

──バサッ……!

何かに抱き上げられて、次第に地面が遠くなるのが見えた。

……え?