とゆーか……。

「きょ、京夜くんの匂いがします……」

「敬語になんなくていって。ほら……続き、しましょうか?甘えた千桜ちゃま」

ニコッと意地悪な笑みを向けられる。

や、やられたかも……。

こうなったら、全力で甘えるもん!

ぎゅーっと抱きついた私。

空いてる右手で耳たぶを触られる。

耳、弱いのにっ……!

「う……きょっ、やくん……!」

「ん?もっと甘えたいって?」

「っ、ちがっ……」

「知ってる?俺さっきから胸が苦しいの」

え……?

「そ、それって……」

「千桜といると、ドキドキしすぎて胸が痛いんだ。千桜だけじゃねーんだよ」

ピンっとデコピンされた。

っ……。