「俺も。幸せ」

ぎゅーと抱き締め返してもらえる。

えへへ……。

「これからは、気にせず毎日過ごせるんですよね!」

「あぁ」

「嬉しいですっ!」

「ハイハイ、イチャイチャしないのふたり」

一茶くんの言葉で我に返り、離れる。

いけないいけない……。

「つっても、千桜が吸血鬼になっちまったからな……ごめんな?」

ぽんっと頭に手を置かれる。

「そんなっ……京夜くんの血を吸えるのなら嬉しいです!」

「は……ま、不味くねーの?」