*千桜said*

そして、我が家に帰ってきた私たち。

「……京夜くん、お帰りなさいっ」

「お帰り京」

「もう千桜まる泣かせんなよー」

「せやで!承知せんからな!」

みんながそう言うと、

「これからもよろしくな、京」

と、最後に叔父様が言った。

京夜くんは少し涙ぐみながらも、

「……ただいま」

そう言った。

えへへ……。

「京夜くんがいるって、幸せですね!」

ぎゅっ!と抱きついた私。