「あ、千桜ちゃん、見た目元に戻ってる」

「牙はそのままだね」

「京の血、これからも飲めるなっ」

「「あ……」」

ハモった俺と千桜。

そうか、忘れてたけど俺らお互いに血を摂取できるんだ。

変な感じ……。

「俺、顔でも洗ってくるわ」

「あ、私も行きます!」

またぎゅっとくっついてきた千桜。

……///

「お前……マジ勘弁して」

「嫌だ」

「千桜ちゃん、ご主人様に行かないでってしてる犬みたいだね」