照れてる姿も、かなりやばい。

つか……。

「ひゃっ」

千桜の首筋を撫でた俺。

「甘い香りする。吸いたくなる」

「え、い、今はだめですっ」

「今はさすがに吸わねーよ。ほら、起きて下に行こう」

俺は千桜を起こして、一緒にリビングに移動した。

「あら、おはようふたりとも」

「はよ」

「鏡花さん、おはようございますっ」

「まだ7時なのに、早いわね」

千桜はなにかを思い出したのか、ぎゅっと俺に抱きついてきた。

なっ……。