☆京夜said☆

朝、目覚めると千桜の寝顔があった。

……千桜がいる。

こうして抱き締めていられる。

それだけで、幸せを感じた。

「ん……」

千桜も目覚めたのか、うっすらと目を開けた。

あ……。

「千桜、おはよ。瞳の色元に戻ってる」

「お、はよ……って、え?」

そばにあった鏡を見た千桜。

「本当だ……髪の毛も戻ってきてる」

「でも牙はあるな」

「んん……?なんでだろ」