叔父様が薔薇を見つめながら言った。

「っ……生まれ、変わっても……?」

「せや……。京はな、ほんっまに千桜のこと想っとるんや!あいつは……ツンデレでぶっきらぼうだけど、誰よりも千桜を見てるんやで」

生まれ変わっても……。

最近、京夜くんもみんなも様子が違った。

京夜くんは、時折悲しそうな、なにかを諦めるような顔をしてた。

前にも……。

「まさか……死んじゃう、んですか……?」

吸血鬼は血を吸わないと死ぬって話した時。

諦めちゃダメって……。

「……だー!」

突然大声を上げた陽太くん。