それからはふたりで数えていくことに。

「千桜ちゃん、ご飯……え?」

「な、なんやこの薔薇は!?」

「すごい量だな……」

一茶くんと陽太くんと叔父様にも説明して、みんなで数えることに。

それからしばらくして、最後の1本。

「999本!終わった~っ」

「京、本当に千桜ちゃん好きなんだね」

「ありえないわ……この本数」

「千桜、999本の薔薇には意味があるんや」

私の真向かいに来てそう言った陽太くん。

意味……?

「“何度生まれ変わっても、あなたを愛します”だね」