*千桜said*

次の日、朝起きると京夜くんは部屋にはいなかった。

下に降りてみると、リビングにみんないて。

「あれ?千桜ちゃん、もう起きたの?」

「あの!京夜くんは、もう行ったんですか?」

今、朝の7時……。

「そうだ。ついさっき」

「顔でも洗ってきたらどうや?千桜!」

「そう、だね……」

寂しいなぁ……。

でも、明日には会えるよね!

顔を洗って鏡を見ると、髪の毛だけじゃなく瞳の色も水色になってて。

鋭い八重歯も、口を閉じても出た状態になってしまった。