天使級美少女、ただいま吸血鬼様に猛烈アタック中

「こんな感じやな。覚えたか?」

「はい!私、記憶力いいので!あ、でも、忘れてしまったらまた聞いてもいいですか?」

なんか、広いしすごく不安……。

結城くんはニコッと笑うと、

「もちろんや!慣れるまでは俺に頼っとき」

そう言ってくれた。

「あと、俺のことは陽太でええで!」

「えぇ……!な、なんか悪いです」

「ええからええから!せや、敬語もなくしてええねんっ」

えぇ!

「陽太、千桜まる困ってるよ?」

こ、この声は……!

「三島くんっ」

「すっかり陽太と仲良くなってるねー」