「はい……っあ、でも待って!」

唇が触れる寸前で止めた私。

わ、忘れてた……!

「なんだよ」

「わ、私、胸無いから嫌いになるかもですっ」

シーン……と静まる部屋。

あ、あれ?

「いや、胸無いから嫌いになるとかねーよ?関係ねぇし。俺は、千桜を喰いたいの」

「ん……!?」

唇を重ねられた。

「愛してるよ、千桜」

耳元でそう囁かれて、涙が出そうになった。

「私も……っ、愛してます!」