私の隣に来た京夜くん。

見上げれば、私を見ていて。

「子供みたいにはしゃぐ千桜を見れるなら、俺ずっとここにいれる」

「っへ……!？」

な、なんで今そんなこと……！

「ほら、コツメカワウソ見れば？記念に写真撮ってやるよ」

スマホを出した京夜くん。

まさかの京夜くんが撮ってくれるとは……！

あ、でも……。

「京夜くんも、一緒に映ろう！」

「はぁ!？俺はいい……っ」

「お願い！一緒に撮りたいんです！」

パンっと手を合わせて見上げた。

「っ……わ、かったよ……ほら」