天使級美少女、ただいま吸血鬼様に猛烈アタック中

「……」

よ、よかった……反対、されなくて。

「じゃあ、千桜に部屋の案内任せたいんだけどいいかな?」

「俺やるで!一茶は料理あるし尚は初対面の千桜に悪影響やし、京は女嫌いやし、案内できるの俺やろ」

「い、いいんですか?」

「おう!ほな行くでー」

「わっ……!?」

手首を掴まれて、リビングを出た。

「あ、あのっ、結城くんっ」

「ん?なんや?」

「何から何まで、ありがとうございます」

「んなもん気にせんでええねん!」

私のキャリーバッグと鞄まで持ってくれてるし……。