天使級美少女、ただいま吸血鬼様に猛烈アタック中

「今?」

「あぁ」

俺は千桜を歩かせて、一茶たちに睨み付けた。

「よかれと思ったんだけどね」

「ふぁいとー」

「応援してるで~」

チッ……。

───

俺の部屋のベッドに千桜を座らせた。

「あの、京夜くん……呪いって、なに?」

千桜には、隠そうと思ってた。

心配させたくなくて、泣かせたくなくて。

「……あれは嘘だ。吸血鬼に呪いなんかねーよ」

「ほんと……?で、でも……京夜くん吸血鬼なのに、私の血を吸ったとき焦ってたよね…」