天使級美少女、ただいま吸血鬼様に猛烈アタック中

「バカだねぇ京は」

「簡単に引っ掛かってやんのー」

「千桜のことになると頭真っ白になるもんな京は!」

こいつら……!

「あの……?」

きょとん、となにもわからない千桜。

「……お前、もう今日は料理すんじゃねーぞ」

「え?」

「全部こいつらにやらせろ。ちょっとでも手伝ったら嫌いになる」

「えぇっ!や、やだっ!京夜くん大好きです!大好きなんです!」

ぎゅっと俺にしがみついた千桜。

っ、このバカ……!

「はぁ……千桜、話があるから来い」