天使級美少女、ただいま吸血鬼様に猛烈アタック中

尚にそう言われ、

「千桜、ちょっとごめんな」

「へ?……え!きょ、京夜くん!?」

千桜の指を舐めて、牙をいれた。

「っ……」 

「ん、これで治ったぞ」

牙を抜けば、傷口は治ってて。

ふにゃっとその場に千桜が座り込んだ。

「っ……な、なんで、治って……」

「吸血鬼には癒す力もあるから。相手の血を吸ってから牙いれると、治……」

って、ん……?

俺……千桜の血、吸った!?

「あー……!!!!吸っちまった……!」

「え?きょ、京夜くん?」